中央大学文学部 心理学専攻|Chuo University Psychology 中央大学文学部 心理学専攻|Chuo University Psychology

自分の中にある常識を
根底から覆し、
新しい「知」を提供する。

心という目に見えないものを客観的に捉えるために、心理学では実験・観察・質問紙調査などの方法や数学を用い、科学的な真実を追究します。
その一方で、心理学では一人の人間を、 対話を通して深く理解しようとします。
科学的な「知」を身につけつつ、実践の中で出会った他者の言葉に対し思索を重ねていきます。

心理学専攻の特徴

  • 人の活動や心の動きに関する「問い」を見つけ出す力を養うことができる。

  • 心理学の理論に関する専門知識を身に付けることができる。

  • 研究に関するデータの処理技術を身に付けることができる。

学びのキーワード

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教員紹介

学生と教員の距離が近くアットホームな雰囲気の心理学専攻。以下の専任教員がさまざまな授業を受け持ちます。専任教員の他にも兼任教員をお招きし指導していただくことで、幅広く知見を深めることができます。

  • 有賀敦紀

    認知心理学、消費者心理学、社会的認知

  • 高瀬堅吉

    発達生物心理学、臨床発達心理学、理論発達心理学

  • 富田拓郎

    学校臨床心理学、臨床社会心理学

  • 中村菜々子

    臨床心理学、健康心理学、コミュニティ心理学、行動医学

  • 緑川晶

    神経心理学

  • 山口真美

    認知心理学、発達心理学

  • 山科満

    精神医学、精神分析的精神療法

共同研究室

心理学専攻では学生同士が協力して実験・調査を進めるため、学年やゼミを越えた交流ができる共同研究室が、充実した学生生活のハブ機能を担っています。

お知らせ

  • 文学研究科博士前期課程心理学専攻2年の梅川璃空さんが、EPC & APCV Joint Meeting 2025 で発表賞を受賞

    2025.9.4
  • 日本科学未来館における学外ゼミ実施報告

    2025.8.5
  • 7/23~9/21(夏季休暇期間)の研究室開室スケジュール

    2025.7.24
    大学院生 専攻学部生

心理学専攻の歩み

1972年度以前

 
世良正利(1949年度就任 文学部 1952-1987年度)、稲葉信龍(1950年度就任 文学部 1951-1976年度)の2名が哲学科教育学専攻に所属し、教育学専攻のカリキュラムの中で心理学関係の科目を担当。

1970年代(1972年以降)

1972年度
哲学科教育学専攻心理学専修を発足。
世良、稲葉の2名のほか、津久井佐喜男(1956-1989年度)、寺内礼治郎(1967-1997年度)、村越邦男(1971-1997年度)の3名が加わり、5名の専任教員により、心理学独自のカリキュラムによる教育を開始。
必修科目として1年次科目に心理学研究法、2年次科目に心理学概論、教育心理学概論、教育学概論の4科目を開講し、選択科目として3年次以降に卒業論文、演習4科目を含む14科目を開講。
1974年度
在校生を中心とした研究会活動「秋季合同セミナー」を開始。
教員を囲んだ研修会形式とし、分科会活動と全体会により構成。3年生を主体に3日間の合宿形式で開催。
1977年度
稲葉の退職後に斉藤良夫(1977-2005年度)が着任。
1978-79年度
「中央大学心理学自主ゼミナール連合」を発足。
「心理学専修活動報告集」を発行。

1980年代

1980年度
哲学科心理学専攻に改組。
教育学専攻の中に位置づけられていた心理学教育が教育学専攻から独立。
新しい心理学専攻のカリキュラムでは、必修科目として1年次科目に人格論、2年次科目に心理学概論、3、4年次にそれぞれ心理学演習1科目ずつを開講し、選択科目として卒業論文、演習5科目を含む18科目を開講。
1980年度
「中央大学心理学自主ゼミナール連合」を「中大心理学会」に組織名称変更。
総会・部門会・新歓合宿・夏合宿・講演会の開催、機関紙・ニュースを発行。
組織の下位部門は生理人格、教育発達、臨床、社会・文化、原理・一般を設置。
1980年度
「心理学会」創刊号 発行。
1981年度
「中大心理学会」機関誌「心理学会」を「ゆめえん」に名称変更。
1987年度
会則を改め「中大心理学会」を「心理学会」に組織名称変更。
1988年度
世良の退職後に都筑学(1988-2021年度)が着任。
1988-91年度
「ゆめえん」と「すすめ」(新入生を対象)発行。

1990年代

1990年度
教育学専攻と心理学専攻が哲学科から独立し、教育学科を設立。
哲学科心理学専攻は「教育学科心理学コース」へ名称を変更。
津久井の退職後に天野清(1990- 2005年度)、兵藤宗吉(1990-2021年度)が着任し、専任教員が6名となり、大幅にカリキュラムを改正。
必修科目として、1年次科目に心理学概論、4年次科目に卒業論文の2科目を開講し、選択科目として演習5科目を含む23科目を開講。2年次以降の科目として多くの心理学専門科目を開講。
1992年度
文学研究科教育学専攻修士課程(後に博士課程前期課程)を設置。
教育学専攻の設置講座の一つとして「教育・発達心理学」を創設し、当該講座を心理学の教員が担当するという形で大学院における心理学教育を開始。
1994年度
文学研究科教育学専攻後期課程を開始。
1998年度
寺内の退職後に山口真美(1998年度-)が着任。
1999年度
村越の退職後に横湯園子(1999-2009年度)が着任。

2000年代

2000年度
文学研究科心理学専攻修士課程を設置。
2000年度には教育学科心理学コースのカリキュラムにて、必修科目として1年次科目に心理学統計法、2年次科目に心理学概論、基礎実験(1)および(2)、3年次科目に心理学特殊研究、4年次科目に卒業論文の計6科目を開講。選択科目として演習5科目を含む18科目を開講。
2002年度
上林靖子(2002-2012年度)が着任。
2005年度
斉藤の退職後に下田僚(2005-2018年度)が着任。
2006年度
天野の退職後に緑川晶(2006年度-)が着任。

2010年代

2010年度
横湯の退職後に山科満(2010年度-)が着任。
2013年度
上林の退職後に富田拓郎(2013年度-)が着任。
2019年度
下田の退職後に中村菜々子(2019年度-)が着任。

2020年代

2022年度
兵藤、都築の退職後に有賀敦紀(2022年度-)、髙瀨堅吉(2022年度-)が着任。