特徴
自由な雰囲気の研究室で、
人の心の動きを
理論と実証の双方から追う。
アットホームな雰囲気の中で学べます
心理学専攻の第一の特色は、アットホームな雰囲気に包まれ、教員と学生の距離が近いことがあげられます。入学式の直後に上級生がスタッフとなって準備し教員も参加する新入生オリエンテーション・セミナーがあります。3年生から始まるゼミでは、4年生や大学院生を交えて学問的交流が行われます。学生の日常的な活動の拠点になるのが心理学共同研究室(図書室)で、そこでは学生同士が自主的に学ぶ姿がみられます。
基礎から臨床まで幅広く学べます
心理学には様々な領域がありますが、担当教員の専門は「知覚心理学」「認知心理学」「神経心理学」「発達心理学」「臨床心理学」「臨床精神医学」など、基礎から臨床および関連領域まで幅広く網羅していますので、自分の関心に合った学びの領域を見つけることができると思います。また「高次脳機能障害」や「発達障害」などのように、基礎と臨床が融合された領域を学ぶこともできます。
学部から大学院博士課程まで一貫した
指導が行われています
学部では心理学に関する基礎的な事項を学び、大学院ではそれを応用・発展させて行きます。大学院の博士前期課程には、臨床心理学を中心に学び、公認心理師と臨床心理士の受験資格が得られる臨床心理学コースと、知覚心理学・認知心理学・発達心理学・神経心理学を中心に学ぶ心理学コースがあり、それぞれ内部からの進学者が多数います。2025年度より、心理学コースでも公認心理師の受験資格が得られるカリキュラムが組まれました。さらに博士後期課程に進学して研究を続けることが可能で、博士号を取得した先輩達は各界で活躍しています。受験資格の取得についてはさまざまな条件がありますので、他のHP等で確認なさってください。
先輩たちの声
中央大学文学部の心理学専攻では、1・2年次に心理学の基礎的な部分を学びます。心理学専攻はクラスで受ける授業が多いため、友達との仲も深まり、授業の後によく遊びに行ったりしていました。
3年次からは1・2年次で培った知識を基盤に、それぞれ自分の興味のある分野の授業を選んでいくことができます。同時にゼミも始まり、より専門性のある分野を学んでいくことができます。『臨床』『犯罪』『発達』『神経』など、幅広い分野を扱っていますので、自分の関心に合った領域を学ぶことができます。
私は『認知心理学』のゼミに所属しています。認知心理学というのは、人間の認知活動について研究する、とても幅広い学問です。自分が面白いと思った研究を元にそれを発展させ、実際に実験と分析を行い、まだ明らかにされていない事象を検討します。教員・大学院生のご指導の下、分からないことがあればすぐに相談できる環境です。
心理学専攻に入り、同い年の友達だけではなく、多くの方との繋がりを持った有意義な4年間を過ごしています。
カリキュラム
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1年次
文献検索や発表などのスキルを身につける『心理学基礎演習1 』、調査や実験結果の処理に必須となる『心理学統計法』があります。
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2年次
必修科目である『心理学実験』『心理学基礎演習2(英文講読)』のほか、選択科目として『発達心理学』『教育心理学』などがあり、心理学の本格的な授業が始まります。
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3年次
『心理学的支援法』『神経心理学』『認知心理学』などより専門性が増し、自分の関心に応じた科目を選択することができます。また『心理学特殊研究1』という本格的なゼミも始まり、自分のテーマに応じた調査や実験を行います。
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4年次
『心理学特殊研究2』で自分の研究を卒業論文としてまとめあげます。
ゼミ
2024年度の中央大学文学部心理学専攻のゼミを紹介します。
大学院紹介
心理学は人間の行動と心理を科学的に解明する学問です。本学の心理学専攻は、学校心理学、認知心理学、生涯発達心理学の分野から理論的、実証的にこれらの課題に迫る心理学コースと、「こころ」の問題を理解し、援助することを目指す理論と実践に迫る臨床心理学コースの2コースからなっています。
少人数の授業と行動観察室、心理学実験室、心理相談室などの施設設備を活用した実習や演習を通じて、研究や臨床的実践の場で必要とされる基本的力量が養われます。修了後は、その力を生かして、企業、学校教育、福祉、矯正、医療などの分野で活躍することが期待されます。
大学院修了後の進路
修士課程修了者(2009年以降)
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所司法精神医学研究部研究員/中央大学大学院 博士後期課程/千葉大学大学院医学薬学府環境健康科学専攻/日本学術振興会 特別研究員(DC1/DC2 中央大学大学院 博士後期課程在学 2名)(2011年4月より)/法務省八王子少年鑑別所法務技官/法務省月形学園法務教官など
博士課程修了者・単位取得退学者(2004年以降)
静岡大学大学教育センター 講師/東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センター 産学官連携研究員/静岡大学大学院教育学研究科 准教授/常葉学園短期大学保育科 講師/福山大学教育学部 講師(2011年4月より)/共愛学園前橋国際大学 国際社会学部 准教授/法政大学 キャリアデザイン学部 助教/京都大学高等教育研究開発推進センター 特任助教/湘北短期大学保育学科 講師/立命館大学教育開発推進機構 講師/東北福祉大学 任期制助教/新潟大学人文学部 准教授/日本学術振興会 特別研究員 (PD 2名) ※/産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 特別研究員※/調布市教育委員会(非常勤職員)/和光大学(非常勤講師)/聖心女子大学(非常勤講師)など(以上、順不同)
※ポスドクの一部は、その後の進路も合わせて示してあります
大学院入試(博士前期課程)の出題範囲について
基礎的な内容については「心理学検定」の出題範囲に準じます。また、応用的な内容は各担当教員の専門分野に準じて出題します。